2015年10月12日月曜日

南陽の秋


夏があっという間に終わり、秋がやってきましたね。
急な朝晩の冷え込みに、みなさん体調を崩されていませんか?
肌寒い日が続きますが、暖かな格好で秋を探しに外出されてみてはいかがでしょうか。

今回は南陽市へ、秋を感じるぶどう狩りに行ってきました。

ぶどうの甘い香りが


山形県南陽市はぶどう園が多い地区です。
山形市から南陽市へ車で30分ほど13号線を行くと、左手に白竜湖が見えてきます。
白竜湖の側には多くのぶどう園があります。

私が訪れたのは白竜園ささき
入園料は一般600円子供300円、時間制限はありません。
また、おみやげとして採ったぶどうを買うこともできます。



ぶどう園の方から、「ぶどうの実は上から順番に甘くなっていくから、1番下のを食べておいしければ、それは全部の実がおいしいぶどうなんです。うちは試食は何度でもしていただいて良いので、おいしいぶどうを探して食べて下さい。また、ぶどうを食べたら、皮は地面に捨てて下さい。これがまた来年の土の栄養になるので。」という良い説明を受け、かごとはさみを持ち、いざ、ぶどう狩りスタート!

ぶどうを採って

座ってゆっくり食べられるスペースも

どこか懐かしい、かわいい椅子もあります


おいしいぶどうを採ろうと試食しているだけでもお腹いっぱいになりました。
一気にたくさん採るのではなく、一房ずつとって食べることをおすすめします。

私が好きなのはデラウェア、小さくて種がないので食べやすいぶどうです。

デラウェア

また、蚊がたくさんいるので注意!
ぶどう園には虫除けスプレーも用意されていますが、蚊に刺されたくない方は足の露出を控え行くといいと思います。

蚊に刺されて薬を塗っていただいている様子

また、ぶどう狩りを楽しみながらも、ぶどう園の方にお話を伺うと、
「ここらへんはぶどう園がたくさんあるけど、経営者が高齢で後継者がいなかったり、山の斜面にぶどうの木がある農園は作業が大変だから、ぶどう園をやめてしまう方も多いんですよ。」とお話をして頂きました。

飛んでいるパラグライダーを見上げながらお話

斜面の白い部分が、ぶどうやさくらんぼのハウス

伝統工芸や農家の後継者不足はよく聞きますが、思っていた以上に身近にあり、若い人の力が必要とされている場所なのだと感じました。
人に伝える、デザインというツールを学ぶ私たちだからこそ何かできることはないのかと考え、感じた秋の始まりでした。


南陽市のぶどう狩りは10月中旬〜下旬までのところが多いようです。
入園料は500円〜1000円
ぶどうの品種は各ぶどう園や時期によって違うので、食べたいぶどうの品種があるぶどう園を選んで行くのもいいかもしれませんね。
お友達や家族とぜひ、秋を感じに、ぶどう園を訪れてみてはいかがでしょうか。


【 写真・文 佐藤優 】

白竜園ささき
〒999-2211
山形市南陽市赤湯2638-3
TEL 0238-43-3493





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