2014年6月29日日曜日

12月9日には・・・?


みなさん、12月9日って何の日かご存知でしょうか?



今回は、12月9日にまつわる「大黒様のお歳夜」について紹介したいと思います!


大黒様のお歳夜とは、山形の庄内地方伝わる、まっか大根(二股に分かれた大根のことです。)

お豆、ハタハタなどを食べる風習のことです。



なぜ「大黒様のお歳夜」なのかというと…

庄内地方には古くから大黒天信仰というものがあり

田の守護神といわれる大黒様を田の神として祀り

稲作の豊作を願ってとのことでした。



また、お豆やハタハタを食べるのは「マメに働けますように」「子孫繁栄」などの願いを込め

納豆汁や豆ご飯、なますなど豆尽くしの料理と焼いたハタハタにみそ田楽をかけて食べるそうです。



庄内地方では、「大黒さん」とよばれており

夜ご飯にはハタハタと納豆汁、そしてお豆ご飯を食べることが当たり前になっています。

その日の「今日の夜ご飯はなに?」という会話は「大黒さんよ」で解決してしまいます。



今回は、その中でも一番みんなに食べられている納豆汁を作ってみることにしました。


材料


納豆

お味噌

山菜(水煮パックでOK)

なめこ(平茸などのきのこ)

お豆腐

油揚げ(今回は薄揚げ)

ネギ(お好みで)

こうしてみると大豆ばかりですね!



作り方


①まず、すり鉢などで納豆を潰します。

少し粒が残るくらいがベスト!


②山菜、なめこ、豆腐、油揚げの順に煮つめておきます。

豆腐が浮いてきたらいい感じです。




③お味噌で味付け!普通に味噌汁の味付けをします!

このままでもすごくおいしそうです!


④納豆を入れます。(汁を使って納豆をペースト状にするといいかんじになります。)


ここで弱火にするのがおいしさの秘訣です。

⑤お好みでネギを入れます。我が家は後入れ派でした!出来上がる直前に一緒に煮るのもオススメです。

完成!!!



みなさんもぜひ12月9日には

納豆汁をつくって大黒様のお歳夜に参加してみてはいかがでしょうか?



(文・写真  池田麗奈)

2014年6月21日土曜日

山形トークカフェ

6月18日に行われた山形トークカフェに参加してきました。

山形トークカフェとは
山形リノベーションスクールのキックオフイベントで、
街中で何かをやりたい!山形を盛り上げたい!
という人たちが集まって、山形について話し合う会です。


ゲストスピーカーには山形に関わりのある
東北芸術工科大学の教授の先生方や、山形を拠点に活動をされている方々が
ゲストに来ていました。
 

まずはゲストスピーカーの方々の自己紹介から
 
ワークショップでは、
「山形でどんなことをしたいか」について
それぞれ渡された付箋にやりたいことを書いていきました。


私は、ゲストスピーカーさんが

山形の人は自信がない人が多いし、
自然が身近にあることが当たり前すぎて
全然山形の良さに気付いていないんですよ。

と言っていたのを思い出して
山形県民に他県の人が山形の良さを逆レクチャーするイベントがしたい!

と書いてみました。


私ごとながら、
山形出身の私は生まれて約20年、
一度も山形以外で生活したことがありません。
典型的な山形人である私は、確かに山形の良さを分かっていないと
最近になって気づきました。

人それぞれではあるとは思いますが、
特に山形の若者は
「山形なんかなんにもねぇず」
と山形の良さに気付けていないのは確か…

そんな中でこんなイベントがあったら
山形を少しでも好きになってくれるのではないかなぁ
とちょっと期待を抱いて。



そんなこんなで・・・!


たくさんの意見が出たようです!
 
 
意見を読み上げています。

 


いろんな意見が出る中、
シェアハウスがつくりたい!という学生さんが!
一人が立ち上がると、何人かの学生さんが一気に立ち上がりました。
その学生さんたちは、東北芸術工科大学のコミュニティデザイン学科の1年生。

 
やる気に満ち溢れています!

ほかにも、
100年の歴史がある駅舎を使ったイベントをしたい!
古民家で1日お店をやりたいと言う方にぜひ場所を提供したい!

などなど、興味深い意見がたくさん出ていました。



やりたいことを人に話していくことで、
一緒に協力してくれる仲間が現れるそうです。


 何かをしたい!盛り上げたい!集まる場所が欲しい!
なんでもいいと思います。

興味を持った方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?


山形リノベーションスクールがとても楽しみです。


 

 

(文:大場いおり 写真:小野寺涼)

2014年6月17日火曜日

枝豆入りの...?



山形も梅雨入りし、最近は雨が多いですね。
スーパーに行くともうスイカも並んでいて夏を感じます!

なので今回は夏らしい食材のお話を
山形県の庄内地方には枝豆の入った味噌汁が昔から食べられています。
普通味噌汁の具と言ったら豆腐やワカメなどが一般的なのに
「枝豆」....おいしいの?というのが私の感想でした

作り方はとっても簡単
まるごと使うのでよく洗ってください

枝豆をよく洗って塩でもんで
緑色がきれいです。
ゆでて
 
今回は赤みそを使用しました。
 
味噌を入れたら出来上がり

枝豆から出汁がでるのでわざわざ別で出汁をとる必要はありません。
味はというと枝豆の甘みが味噌と合わさってやさしいおいしさでした!
すぐできるので皆さんも枝豆があったらやってみてくださいね。  








(文・写真 我妻愛弓) 



















2014年6月14日土曜日

七日町一角の和

肌寒い梅雨も終わりを迎えようとしています。
暑い夏に向けて紹介するのは

七日町の通りにある水の町屋七日町御殿堰です。

七日町の通りの雰囲気と違った和風な場所

岩渕茶舗や結城屋などいくつかのお店があります。

階段があり二階にもお店があります

その中で蕎麦屋の庄司屋に入ってみました。




中はシックなインテリアになっていて
外装とは少し違った雰囲気。

窓から見える階段の影も見どころ

奮発していくらおろしそばを注文。

お好みでつゆをかけていただきます

つゆはしょっぱ過ぎず、さっぱりとした味わい。
いくらは粒が大きく口の中で旨みが広がり、そばとも良い愛称。


最後に蕎麦湯をいただきました

お店の前にある井戸は
江戸時代からあると言われています。

昔、水が出たころは
手押しポンプで水を引いていたそうです。

昭和43年まで水が出ていたそうです

暑い日には中心の川で
涼しむお子さんもちらほら…

川沿いのベンチに腰を掛けてゆったり

庄司屋の奥にある和風雑貨店わかのやには
可愛い風鈴や渋い扇子など
これからの夏にあったものが並んでいたので見どころ。

バックやちょこっとした掛け軸など
お気に入りの品が見つかるかもしれません。

御殿堰の他のお店にも足を運んでみて下さい。


庄司屋
【住所】
〒990-0042 山形市七日町2丁目7-6

【電話番号】
023-673-9639

【営業時間】
11:00~21:00



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(文・写真  村上槙陽)

2014年6月2日月曜日

宿場町の宿屋と蔵

 
 
 最近暑さが増し、すっかり夏の雰囲気が漂う季節となりました。
衣替えはもうお済みになられましたか。
さて、今回紹介します山形の楽しみ方は、上山市楢下宿というところの
「山田屋」と蔵です。

 
 

 楢下宿は羽州街道の宿場町として栄え、その宿泊施設として「山田屋」が建てられました。
現在、文化財指定を受けている貴重な建物です。


覗橋を渡ると 



山田屋があります

 中に入ると囲炉裏など昔の風景が思い浮かべられます。




  そして、山田屋には蔵があります。昨年、蔵プロジェクトが改装しました。
改装前の蔵の外観
立派な蔵です



土間づくり


掃除の様子


 
地元の方々から本を寄付してもらい、人々が集まる小さな図書館としてできました。

寄付していただいた本

楢下の郷土料理の納豆餅と林檎を頂きました


 楢下宿は昔ながらの風景が残っている、どこか懐かしい場所です。
歴史的な建物を見てるついでにちょっとした休憩に訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 
 
 
 

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「山田屋」

場所:〒999-3225 山形県上山市楢下56 山田屋 
日時:年中無休

(文・写真=佐々木 遥)