2016年12月27日火曜日

第08話 るーぷるとアリスの庭






新しい一年を迎えるために多くの人が帰省し始める時期です。
山形のまちに降り積もる雪が音や光を吸収しているせいか、人の気配が少なくなっていたような気がします。



年内の大学の講義も終わり、僕も地元へ帰って来ました。
高速バスで一時間ほど揺られて仙台へ。








今回は、山形からの交通もよく日帰りで楽しめる宮城に遊びに行く際の楽しみ方を紹介します。
紹介するのは、「るーぷる仙台」という仙台市中心部の観光スポットを結ぶ巡回バス。






ワンランク上感のあるこのバスこそ「るーぷる仙台」

















バスのロゴが入った目立つバス停


























このバスの魅力は、バス乗車中に運転手が風景や施設に合わせて、それにまつわる歴史や文化を解説してくれるところ。
「仙台駅までの帰りの手段はるーぷるではなく地下鉄の方が早い」なんて情報もアナウンスしてくれるので、仙台初心者も安心して乗れるとがいいですね。




今回僕はるーぷるを使って宮城県美術館までやって来ました。
ちなみに、美術館の付近の「国際センター駅・宮城県美術館前」という停留所にバスが止まります。











美術館正面


















この美術館には「アリスの庭」という場所があります。
そこは彫刻を常設した野外展示スペースで、作品に直接触れて感じ、多くの人に美術を楽しんでもらいたいという意図のある展示場です。



_______【アリスの庭】_____________




柱の向こうに見える彫刻先品たち


















湾曲したミラーが「アリスの庭」を
異次元的で不思議な空間に演出している。



















作品《野兎と鉄兜》



建物の隙間から入る光が
作品に力を与えているよう。























上部のミラーガラスが、
人の日常の感覚を少しだけ狂わせている。



















____________以上______________







他にも彫刻は置かれていて、太った猫や、カエルにまたがるロボットなど見ていて楽しい彫刻があります。
建物自体も非日常的な感覚を醸し出していて楽しい散歩道です。
ここは僕の好きな場所でもあるので、よかったら行ってみてください。
(あ、「アリスの庭は」野外展示場なので入場無料ですよ〜)







今回美術館までの移動で利用したるーぷる仙台では、
モデルコースをwebサイトに載せていたり、七夕や光のページェントに合わせて特別運行していて、仙台の中心部を楽しめるような運営をしています。







仙台駅のバス停にある、るーぷるのチラシ










































他にも1日乗車券や、入館料割引の特典などもあるようなので、
まだ知らない仙台を見つけるのに利用して見てはどうでしょう?









ちなみに光のページェント用の特別運行は12月31日まで行っているようです。
光のページェント号・夜間特別運行
(るーぷる仙台公式HPから引用)


















来年も、最後までまちを楽しめる投稿をしていきたいと思います!


今年も一年間ありがとうございました!
それでは、良いお年を!



【写真・文 秋山新作】



るーぷる仙台
るーぷる仙台HP      http://www.sentabi.jp/loople/about/
るーぷる循環経路      http://www.sentabi.jp/loople/img/about/map.png



宮城県美術館
住所    宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
開演時間  午前09:30__午後05:00(観覧券の発売は午後04:30まで)
定期休館日 毎週月曜
HP    http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
Twitter     https://twitter.com/miyagi_bijutu?lang=ja




2016年12月11日日曜日

第07話 山形で本格ハンバーガーを食べよう!

体力を奪われるような気候が続いていますね。

スタミナをしっかりつけて、
冬を乗り越えるためオススメの店を紹介します。




山形の本格派ハンバーガー店といえば

こちらFLEDGED BURGERです。

正面














入り口


















山形大学前に立地しているこの店舗
他にはない異国感を放っています。





中に入ってみると…
































とてもこだわり抜かれた内装で歓迎してくれます。

この内装は自主施工で作ったものらしく、
カウンターは84年代の古材を使用しているようです。

素晴らしいインテリアはオーナーさんの気持ちがこもっています。







一番みなさんが楽しみにしているものは
ハンバーガーですよね?
今回、私はアボカドチーズバーガーです。































とてもボリュームがあります。
平日は学生はドリンク無料です。


私は大好きなルートビアをお供に

















バーガーを頼むとポテトももれなく付いてきます。



バンズはとても食感が良く
アボカドもベストな状態
ビーフ100%のパティ
すべてここでしか食べられない味です。


このお店の何が素晴らしいかというと
待ち時間退屈な時間を過ごさないよう
free wifiを完備していることです。


ぜひ本格的なハンバーガーを食べてい方は
立ち寄ってはいかがでしょうか?





文・写真 追沼 翼)






第06話 裏道さんぽ

12月上旬 

最近は落ち着かない天気が続きますね。
そろそろ雪も本格的に降り始める頃。

休日寒さで目を覚ました私は
街中でちょっとした冒険に行きたくなりました。

ターゲットは東原周辺!

まずは以前から気になっていた
洋菓子店に行ってみたいと思います!



場所は山大から少し歩いたセレモニーホールの向かい

洋菓子店”コウシロウ”です。
























外観が素敵で目を引きます。


中に入るとお客さんの出入りが激しく
店員さんも、クリスマスシーズンのせいでしょうか?

慌ただしくお店の中を行ったり来たり。

繁盛ぶりが伺えます。



 



 
















 
忙しそうだったので今回は写真撮影だけさせて頂きました。
 
焼き菓子の種類が豊富で、自分で食べるよりは
誰かに贈り物として買いたくなるようなものばかり!
 
クリスマスらしい赤の装飾に、暖かさを感じます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中でもショウケースのケーキはお店のおすすめ品で
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
クリスマスデザインのショートケーキは
ロールケーキやモンブラン
 
 
 
 
 
こちらはブランデーが入っていて少し大人の味です。
 
 
 
クリスマスケーキはぜひ コウシロウのケーキを
買ってみてはいかがですか?
 
今年の最後のお祝いに ちょっとした贅沢を…。
 
 
 
 
 
 
ここからは少し余談なのですが、
コウシロウを出て路地を少し入ったところに
大きなお寺がありました。
 
 
 


こちらのお寺は「正願寺」
なんだかちょっと新しいように見えます。

綺麗なお寺でした!


街中にこんな立派なお寺があるのは珍しいですが、
周りを見渡すと趣のある建物が多く




・・・あれ?あそこにもお寺?




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このお寺は「専称寺」
なんと境内に水路が引かれたお寺なんです!
 
中に入って撮影しようと自転車を止める場所を探していたら
向こうにもお寺が!
 
思わずそっちにすっ飛んで行きました。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上:「唯法寺」
 
下:「西称寺」
 
この二棟はほぼ向かい合わせに建っています。
すごく距離が近い。
 
 
 
 
 
また専称寺の前まで戻ってさらに奥へ進むと
 




















 
右手には「浄善寺」
左手には「円徳寺」
 
こちらもすぐ近くにあります。
こんなに寺院が密集してるところ初めて見ました。
 
 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
突き当りにあったお寺は「浄現寺」
 
中は墓石が陳列していたので撮影は門だけにしました。
 
 
 
今紹介したお寺はすべて少し歩いただけで
巡り合うことができます!
 
寒いからと家でこたつにうずもれるのいいですが、
たま~にお散歩すると、面白い発見がある
 
 
 
 
かも?
 
 
 
外から帰ってきたら風邪をひかないよう
うがい手洗いを忘れずに!!
 
 
 
(文・写真 鈴木千慧)
 
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『コウシロウ』
 
住所    山形市東原町1丁目11−14
定休日  木曜日
 
 
 
 
 
 
 
 


2016年12月4日日曜日

第05話 変わらない美しさを求めて



こんにちは。

あっという間の12月。
12月といえば、今年を締めくくるのと来年を迎える準備と
バタバタと忙しい時期ですね。

来年を新たな気持ちで迎え入れるために
ヘアスタイルから整えてみませんか?




今回、紹介するのは「ろろ美容室」


















とっても可愛い看板が目印です。



















ドアを開けて迎えてくれたのは、
ここの美容師の千風(ちゃぼ)さん。

















さすが美容師さん!お話が面白い。
まるでエンターテイナーのようでした。



ろろ美容室は完全予約制。
千風さんとお客さんの一対一の接客です。

お客さんの深い話をすることで、
根の部分まで知ることが自分のスタイリングに必要になるそうです。



ろろ美容室のスタイルが生まれたのは
「チェーン店、街のおしゃれさんが集まる店、東京の店などを経験して、
いいところを知った上で見つけたスタイル」と仰っていました。








店内はとっても居心地の良いです。
どこか懐かしさと暖かさを感じます。


店内のコンセプトは
「お客さんのお部屋で髪を切っているような気持ちになる」


一対一の接客やお店のコンセプトからもお客さんが大変リラックスできそうです。

偶然会った常連さんも
「他の人のことを気にしなくてよくて楽」とおしゃっていました。






店内には心地よさを演出する、
千風さんの良い!が詰まったインテリアがあります。



吹き抜けにあるシャンデリア





売っていたものに理科の実験で使う試験管をつけて、
リメイクされました。







オールドのカッティングチェア
青色がなんとも言えない可愛さです






千風さんが一目惚れしたドアノブ







「ドアノブはドアの顔だよね〜」とおしゃっていて
確かに!と感じました。






猫足の素敵なジュエリーケース





お客さんが欲しいと言ったものは売っているそうです。




こちらも猫足が可愛い椅子
本がたくさん置いてあります。



千風さんは猫足が好きだそうです。




店内のインテリアがどこか懐かしく、でも古さは感じづ、
むしろ新しさを感じます。

千風さんの目指すスタイリングもそうです。
5年後、自分の写真を見た時「可愛い」と思える
ヘアスタイルを目指しているそうです。


古くもなく、新しくもない普遍の美しさを探求していると、
そして髪を切ったことで、お客さんの何か人生が変わればいいと。


流行がめまぐるしく変わる今、
変わらない美しさとゆったりとした空間を求めて

ろろ美容室へ行ってみてはいかかですか?








『ろろ美容室』

住所  山形市東青田5-11-22
TEL  023-624-6116
定休日 日・月曜日
前日までに電話かショートメールでご予約ください。

【写真・文 茄子川彩佳】




2016年11月28日月曜日

第04話 まちの小さなお菓子屋さん

起きてすぐに布団から出られない季節になりました。

私はこの時期、無性に甘いものが食べたくなってしまいます。
皆さんはどうですか?

私が今回ご紹介するのは、
周りには住宅が並ぶ、大通りから1本外れたところにあるこのお店。

クリスマスが近づくのを感じる外観
















この地に移動してから約50年というミキヤ洋菓子店。
芸工大生だったらもしかして知っている人もいるのでは?
実はこのお店を運営しているご夫婦はフランス語が話せるそうで、
フランス語の授業の実践の場として使われているようです。

ショーケースには約20種類のお菓子が並ぶ
















中に入ると、全方位を囲まれるほどのたくさんの洋菓子!
ケーキはもちろん、クッキーやマカロンなども置いてあります。

奥にあるのは人気のシュークリーム!

















週末限定でパンも売っているようです!

いい匂いが漂っていました!

















芸工大生がデザインしたというフライヤー





















私はミートパイとスイートポテトを購入。
スイートポテトは下にさつまいもの皮が敷いてあって、リアルな食感が楽しめました!
















ミキヤ洋菓子店のFacebookページもあるので、ぜひチェックしてみては?
皆さん食べ過ぎには気を付けながら、甘いものを楽しんでください。


 (文・写真 長南秋穂)

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ミキヤ洋菓子店

住所 山形市東原町3-2-1
TEL  023-622-5732
営業時間 AM9:00~PM7:00
定休日 毎週木曜日