2015年8月16日日曜日

こだわりの蕎麦を 音楽を聴きながら すてきな空間で

天童市高擶(たかたま)にある、吉里吉里(きりきり)というお蕎麦屋さんを紹介します。
今年はちょうど開店してから15年目。ご夫婦お二人で切り盛りされています。

立派な古民家が立ち並ぶ風情のある町並みの中に吉里吉里はあります。
お店も古民家を再利用したもの。


中に入ると、開放的で素敵な空間が広がっていました。
置いてあるひとつひとつのものからこだわりが感じられます。



まず、目を引くのが入り口入ってすぐにある、大きなまきストーブ。


寒い冬、このとても広い空間を暖めるのに、
灯油よりもまきの方が暖かく、コスト的にもいいのだとか。




また、小上がりのようなところにあるとても立派なコンポに目を奪われました。
よく見ると、他にもかっこいい音楽機器が!
CDやレコードも棚いっぱいに敷き詰められています。

素敵なレコードプレーヤー

真空管!聴いてみたい!

レコード。きちんとアルファベット順に並んでいます

こちらは店主の方の趣味だそうです。
レコードは冬などお店に少し余裕があるときにかけるそうで、
タイミングが合えば聴くことができるかもしれません!


他にもたくさんのこだわりが店内に詰まっています。


こちらのテーブルと椅子は、山形の家具工房モクさんにオーダーメイドで頼んだもの。
畳にとても合っていますね!
座り心地もとてもいいんです。ゆったりとリラックスして座れます。

開店当初は、畳に直接座る形だったのを、
誰もが楽に座れるようにと椅子にしたのだそうです。



また、こちらのメニュー、女将の千佐子さんの手作り!!
この素敵なイラストは、芸工大を卒業した方が描いて下さったそうです。

全ておいしそうに見えます



お店が開店する前に取材をさせて頂いたのですが、
なんと、お蕎麦を打っているところを見せてくれました!


蕎麦を打っているのは、店主の佐藤敬さん。
伸ばした蕎麦を切っていきます。




早い…!!
あっという間に、長かった蕎麦を切り終わってしまいました…
これぞ、職人技。
蕎麦を見る、真剣な眼差しがとてもかっこいいです。

また、そば粉は農家の方から玄そばを仕入れ、
毎日使う分だけ、機械で自家製粉して、石臼で挽いているんだとか。
こだわりが詰まっていますね。



午前11時。お店が開店!
店内に素敵な音楽が流れ始めます。

そして、お待たせしました!お蕎麦です!

たくさんのメニューの中から迷いに迷って
ざるそばと夏野菜の天ぷらを注文しました。

お皿や器もかっこいい
おいしそう!!

先ほど、打ったばかりの蕎麦。
つるつると喉の奥へ入っていってしまいます。
噛むとしっかりした食感で、蕎麦の味を感じられました。

天ぷらもナス、トマト、カボチャ、ブロッコリー、
パプリカ、トウモロコシ、ズッキーニなどなど…
彩り豊かな夏の野菜がたくさん!
どの野菜も甘い!衣もサクサク!

蕎麦も天ぷらも、とてもおいしい!!
ぺろっと頂いてしまいました。

天ぷらは季節ごとに変わるそうです。
これは、季節変わるごとに食べに来なくては…!

また、サイドメニューも豊富な吉里吉里。
以前、冬に訪れたときに頂いて
再び食べたくてしょうがなかった、そばがきぜんざいも注文。

おおきなそばがき

ふわふわなそばがきと、甘いあんこの組み合わせがたまらなくおいしいのです。


みなさんも、天童へ足を運んでこだわりの蕎麦を頂いてみませんか。

【文・写真=伊藤早希】



『 そば 吉里吉里 』


営業時間 11:00〜15:00(なくなり次第終了なのでお早めに!)
 定休日 木曜日
  住所 山形県 天童市 大字高擶北137-4
電話番号 023-655-5670

奥羽本線 高擶駅から徒歩で約30分

※未就学のお子様はご遠慮頂いております。
 ご理解ください

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