2018年7月12日木曜日

第55話 暮らしの中にあるバル


僕が通う芸工大の近くに、ある日突然「バーができた」、という知らせを聞いた。

 

その名も「あるバル」。

 

夜の住宅街に、お店はあります
 

 

昨年11月、住宅地のなかに突如現れたバーに、僕たち学生は興味半分、不安半分といった心持でお店を訪ねました。

 

東青田のTSUTAYAの近くの坂道、ヘアサロンの二階に店舗はあります。

 

日々更新される黒板はユーモアたっぷり

 

お店は、バーカウンターとテーブルで構成され、一人でも団体でも大丈夫。


壁際には、いっぱいに並ぶ豊富なウイスキー、そして存在感のあるスピーカー。

聞くところによると、8.1chサラウンドシステムの超高音質のオーディオ環境のために、防音の壁にしたのだとか。

 

所狭しと並ぶお酒たち
 


今回は、あるバルオリジナルのウイスキーをロックでいただきました。
 
 
マスターのウイスキー好きが高じて作られたオリジナル
 

 

ウイスキーというとアルコール度数が高く、クセの強いお酒と思われがちですが、

種類や飲み方によっては、とてもスムーズに飲むことも可能です。

 

もちろん、初めてで詳しいことは分からないという人も、マスターが相談にのってくれるので安心。

 

この、あるバルオリジナルウイスキーも、主張は強いながらも口当たりはとても滑らかで、

ウイスキー初心者から、ウイスキー好きまで、美味しく飲めそうなブレンドとなっています。

 

あるバルオリジナルウイスキー
 

 

また、お酒を飲むことだけがバーの楽しみではありません。

バーカウンターで、たまたま隣に座った人と、ふとしたことで話が盛り上がることも。

 

特に、あるバルでは学生から社会人まで、幅広い人たちが集まります。

ふと一息つきたいときには、ピッタリの場所です。

 
おつまみも美味しい。今日はウイスキーに合わせてミックスナッツを

 

 

以前、マスターに、なぜ店名が「あるバル」なのか、と尋ねたことがあります。

「住宅地のなかに“ある”こと、それは暮らしのなかに“存在している”こと。あとはお酒もたくさん“ある”からかな」

いつものように軽快に笑いながら、マスターはそう教えてくれました。

 

普段の暮らしの中で見逃してしまいそうになること。

あるバルの中には、そうしたことが詰まっています。

 

(文・写真 北嶋孝祐)

 

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あるバル

住  所 山形県山形市東青田4-6-21 2F

営業時間 18:0024:00

定休日  日曜日

URL   https://www.facebook.com/barbestaan/

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