2014年8月22日金曜日

とある丘の上に、

最上川を見守るように、ひっそり佇んでいる小さな美術館があります。


周辺の景色と馴染んでいる外観
その名も「真下慶治記念美術館」。

山形県出身である画家・真下慶治さんが長年に渡り描いてきた、最上川の姿の油彩画を観ることができます。ここには、200点もの作品もあり、常設展示室にて約20点ずつ、年に3回展示替えを行っているそう。違った作品を観に何度も足を運びたくなってしまいます。
そして、その常設展示室の隣には大きなテラスがあるのですが…


絶景!

最上川を一望することができ、最上川の雄大な流れの姿、澄んだ空気…ただただ眺めることに没頭してしまいます。

そこには真下慶治さんが描き続けた原風景が広がっていて、その雄大さと美しさに思わず息が止まってしまうほどでした。



開放感溢れるテラスになっている
 
  この美術館を設計したのは、資生堂アートハウスなど手がけた高宮眞介さんという建築家で、この方も山形県出身!
作品だけでなく、地域の気候に考慮した素材、作品に合わせた空間、細部までこだわっているデザイン、建築そのものも魅力的な美術館です。

常設展示室の外壁。グラデーションになっている
 
 
縦の隙間から入る光が美しい
 
小さな美術館でありながらも、大きな魅力が詰まっている美術館です。

先乗りして“芸術の秋”を感じに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?






【真下慶治記念美術館】

[住所] 〒995-0054 山形県村山市大字大淀1084-1 
   
[開閉時間] 午前9時~午後5時(午後430分まで入館)

[休館日] 水曜日(休日の場合は翌日)・休日の翌日・年末年始休

 
 
(文・写真=渡邉佳央里)

0 件のコメント:

コメントを投稿